特別投稿論文 【新皇将門】 茨城県神栖市 森田衛氏投稿 第12節
茨城県神栖市在住の森田衛氏より、平将門の研究論文を投稿頂きました。今回、13回シリーズの第12節を掲載致します。第12節:将門、新皇を名乗る新皇将門⑫(常世の国の夢を追い求め、純粋に突き進んだ男の生涯)将門、新皇を名乗る興世王の進言に従い将門は常陸・下野・上野の国府を攻め落とし、占領し、独自に各国の守、介の除目まで行ってしまった。さらに「巫女の宣託」があったとして将門は「新皇」を称した。将門の勢いに恐れをなした諸国の受領を筆頭とする国司らは皆逃げ出し、武蔵国、相模国などの国々も従え将門は関東全域を手中に収めた。「巫女の宣託」とは、国丁からほど遠くないところにある花園妙見からの使いがあって妙見天女がお祝いに参上すると言って来たのだった。この妙見は坂東一円の尊崇を集める大社で将門も信仰していた。やがて緋の装束...特別投稿論文【新皇将門】茨城県神栖市森田衛氏投稿第12節